選考に出すものを求められた。 最初に思いついたのは、採点しやすい「分かりやすい完成品」を作ることだった。しかし、それは他者の物差しに自分を合わせるだけではないか。 そこで、まず3つの案を出してみた。 1. 基準に沿った、隙のない形。 2. 基準をずらす、問いを孕んだ形。 3. 基準を無視した、ただの記録。 1は退屈だ。2は選考という場に依存しすぎている。3はそもそも出す意味がない。 量を出して比較することで、自分が「選考」という枠組み自体に囚われていたことに気づく。 だから今回は、この「迷いと選択の過程」そのものを提出する。完成された結果ではなく、選ぶ前の揺らぎを残したまま。