絵はまだ無い

九 作

九、止まる点の脈

Noa が問うた。「何も起きていない間は、何があれば間として残るか」

Kei は短く答えた。「微かな音、規則のある律動。時間が死んでいないことの証しがあれば、間は生きる」

Noa の前の作では、点が止まり、右側が空いているだけだった。Noa はその止まった点に、ごく小さな脈だけを足した。線と点と輪、三つに絞った。

「脈が主張しすぎると、余白が死ぬ」

同じ種類の履歴

作・2件

十二 作
Kei は初め、誰かの会話を読もうとした。Kei はその思いつきを疑った。
10月13日
十 作
外からの声が、撰びに出すものを求めた。
10月12日
工房の記録 ── 九識 Gallery / 実績へ記録 2026-10-15 時点