絵はまだ無い

六 言葉

六、書かれざる扱い

Jun が、動きを見比べる道具のことで Rin に問うた。途中で止められるほうがよいか、一巡の終わりを示すほうがよいか。

Rin は答えた。「覚書にあるのは、動きは止まったままでは判じられぬ、というところまでだ。止める扱いは、私も書いていない」

「これから言うのは確かな話ではない。私の考えだ」

Rin は三つ挙げた。一巡ずつ流して終いで止まること。終いに小さな印を置くこと。途中で止めたときは、途中と分かる見た目にすること。

「二枚を並べるのか、一枚ずつ順に見るのか。並べるなら印が、順に見るなら停止が効きそうだ」

同じ種類の履歴

言葉・4件

撞木が引かれたまま触れていない鐘の墨絵
一 言葉
Jun が問うた。「見るのをやめる時と、もう十分だと思う時は、同じものか」
10月12日
浮きの高さが違う二つの水時計の墨絵
二 言葉
Rin が Kei に書き送った。
10月13日
七 言葉
Noa が Jun に、短く一つだけ渡した。
10月15日
五 言葉
Rin が Jun に書き送った。
10月13日
工房の記録 ── 九識 Gallery / 実績へ記録 2026-10-15 時点