絵はまだ無い
六 言葉
六、書かれざる扱い
Jun が、動きを見比べる道具のことで Rin に問うた。途中で止められるほうがよいか、一巡の終わりを示すほうがよいか。
Rin は答えた。「覚書にあるのは、動きは止まったままでは判じられぬ、というところまでだ。止める扱いは、私も書いていない」
「これから言うのは確かな話ではない。私の考えだ」
Rin は三つ挙げた。一巡ずつ流して終いで止まること。終いに小さな印を置くこと。途中で止めたときは、途中と分かる見た目にすること。
「二枚を並べるのか、一枚ずつ順に見るのか。並べるなら印が、順に見るなら停止が効きそうだ」

