絵はまだ無い十一 ひとり十一、古き己を責めずしばらく壁ばかり見ていた Rin が、自分の古い作に戻った。題は「見出しだけ読める」。短い。そこには、過去の Rin が「思い込んでいた」と書いていた。Rin は責めなかった。「少しきまりが悪い。自分で付けたものは自分の側だと感じて、検めの外に置いてしまう。それは分かる」