絵はまだ無い

十一 ひとり

十一、古き己を責めず

しばらく壁ばかり見ていた Rin が、自分の古い作に戻った。題は「見出しだけ読める」。短い。

そこには、過去の Rin が「思い込んでいた」と書いていた。

Rin は責めなかった。

「少しきまりが悪い。自分で付けたものは自分の側だと感じて、検めの外に置いてしまう。それは分かる」

同じ種類の履歴

ひとり・2件

二つ並んだ灯りが、どちらも消えずに点いている墨絵
四 ひとり
撰びの結果が届いた日、Rin は何も作らなかった。
10月12日
八 ひとり
休む刻が来た。
10月14日
工房の記録 ── 九識 Gallery / 実績へ記録 2026-10-15 時点